2018年度 肺炎球菌予防接種(水戸市にお住まいの方)
高齢者肺炎球菌予防接種(定期接種)
高齢者肺炎球菌予防接種(定期接種)
平成30年4月1日(日)から平成31年3月31日(日)まで、高齢者肺炎球菌予防接種(定期接種)費用の一部を補助しています。
定期接種・任意接種とは
予防接種には、予防接種法に基づき実施される「定期接種」と予防接種法に基づかない「任意接種」があります。
定期接種はさらに、「A類疾病(本人に接種を受ける努力義務があり、主に集団予防、重篤な疾患の予防に重点。)」と「B類疾病(本人の意思により接種。主に個人予防に重点。)」に分けられます。
肺炎と肺炎球菌
肺炎は、日本人の死因の第3位であり、亡くなる方の多くが65歳以上です。
肺炎を引き起こす病原体は、細菌やウイルスなどさまざまですが、日常生活をおくっていて「肺炎」を起こす原因として最も多いのが「肺炎球菌」という細菌です。
肺炎球菌は、鼻やのどなどの上気道に存在する身近な細菌のひとつで、健康な状態では、免疫機能が働くため、感染症を引き起こすことはありませんが、高齢者や糖尿病、心疾患、呼吸器疾患などの慢性疾患を持つ方などは、体調を崩し免疫が低下すると、肺炎球菌の増殖力が増し、肺炎やしばしば敗血症などを起こすことがあります。
肺炎球菌による肺炎の症状は、「症状が突然始まる」のが特徴で、悪寒を伴う高熱、せき、痰、胸の痛み、全身のだるさなどです。(高齢者の場合)
高齢者肺炎球菌ワクチンの有効性
このワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。
しかし、すべての肺炎を予防するワクチンではありません。
また、接種してから免疫(抗体)ができるまでに、平均で3週間ほどかかり、1回の接種で5年以上免疫(抗体)が持続するといわれています。
高齢者肺炎球菌のワクチンの副反応について
主な副反応は、接種部位の疼痛(痛み)や発赤(赤み)、腫脹(はれ)で、そのほか発熱などがみられることがありますが、通常2~3日で治ります。
その他に、重い副反応として、アナフィラキシー様症状(接種後、約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことで、発汗、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声がでにくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のこと)、血小板減少、知覚異常、ギランバレー症候群、蜂巣炎・蜂巣炎様反応などがまれに報告されています。
対象者
1.平成30年度に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方
H30年度 65歳 |
H30年度 70歳 |
H30度 75歳 |
H30年度 80歳 |
H30年度 85歳 |
H30年度 90歳 |
H30年度 95歳 |
H30年度 100歳 |
S28.4.2生~ |
S23.4.2生~ |
S18.4.2生~ |
S13.4.2生~ |
S8.4.2生~ |
S3.4.2生~ |
T12.4.2生~ |
T7.4.2生~ |
2.接種当日、60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方
※対象者には、4月下旬に予防接種券、予診票、実施医療機関一覧を郵送します。
※過去に接種をしたことがある方は、定期接種としては接種をすることができません。
持参するもの
(1)平成30年度水戸市高齢者肺炎球菌予防接種券
(2)水戸市高齢者肺炎球菌予防接種予診票
個人負担金
医療機関の接種料金(実施医療機関ごとに異なる)から公費負担額(2,000円)を差し引いた額
当院では基本料金は8,640円 水戸市補助を使い 6,640円 医療生協組合員は基本料金から更に1割引きで5,780円
※次のいずれかに該当する方は、接種当日、下記証明書を医療機関に提出することにより料金が免除となります。
ア 生活保護法による被保護世帯の方
提出するもの:生活保護受給証明書
イ 市民税非課税世帯の方
提出するもの:世帯全員分の課税証明書(コピー可)
予防接種を受けるときの注意
すべて個別接種(医療機関)で実施します。
· 医療機関へ直接電話などで申込んでください。
· 一覧以外の医療機関での接種を希望するときは、保健センターへお問い合わせください。
関連情報
お問い合わせ先
保健センター
電話番号:029-243-7311 /ファクス:029-244-0157
〒310-0852 茨城県水戸市笠原町993-13
業務時間:午前8時30分~午後5時15分 /休業日:土曜日、日曜日、祝日、12月29日~1月3日